1st Track 10 My Funny Valentine

※ご利用の端末画面によって、上記インク見本画像の色合いが実物と多少異なる場合がございます。ご了承ください。

1st Track 10
My Funny Valentine

Produced by KEN TAKEDA
Made in Korea/Tono & Lims
Fountain Pen Ink 30ml


【ライナーノーツ】


ジャズをモチーフにしたインクコレクションを作ろうと思った時、2月のインクは絶対にMy Funny Valentineにしようと思っていて、色もすでに決めていました。
ピンク色はピンク色なんだけど、どこかちょっとはかなげな感じのピンクに仕上げたかったのです。
この曲はジャズのスタンダードとして、非常に有名で、いろいろな人が歌っていますが、ぼくが一番好きなのがチェット・ベイカーの歌うバージョン。
もともと彼はトランペット奏者なのですが、実はヴォーカリストでもあり、ぼくはどちらかというと、
彼の歌声の方が好きだったりするのです。
でも、決して彼の歌はうまいというわけではありません。歌い上げる感じじゃないし、音程だって不安定。でも、なぜか彼の歌声は人を惹きつけるのです。
気だるい調子で、はかなげで、どこか頼りなくて、でもそこが主に女性たちのハートをつかみ、それがヴォーカリストとしての彼の立場をより後押ししたという話を聞いたことがあります。
私のことを大事に思っているんだったら、あなたはあなたのままでいて、そうしたら毎日がバレンタインデーみたいに輝くから…
という内容のラブソング。
そんな歌詞をチェット・ベイカーのような美形男子に歌われちゃったら、もう女子はたまんないよねぇ、ってこの曲を聴きながら思うのです。
で、そんな気持ちを色に乗せてみました。
単なるピンクではなく、青系ラメを入れたのは、少し変化を楽しんでいただきたかったから。
少しアンニュイな感じをその青系ラメに感じていただけたらなと思います。


【 色彩心理と象徴】


■ 色彩心理

ベースカラーは淡く儚さを感じるピンク。ピンクは色彩心理では愛情、優しさ、思いやり、ロマンティックな感情を象徴する色ですが、このインクのピンクは明るく甘いピンクではなく、どこか影を帯びた繊細なピンクです。

そのため、この色は「幸福な恋」というよりも、「守りたくなるような愛」「相手の弱さも含めて愛する気持ち」を表す色と言えます。まさにこの曲の歌詞にある、「そのままのあなたでいてほしい」というメッセージを思わせる色です。

そこに加えられた青系のラメは、ピンクの温かさの中に静かな冷たさやアンニュイな空気を添えています。青は理性や静けさ、夜の雰囲気を象徴する色でもあり、ピンクの感情的な部分と青の落ち着きが重なり合うことで、甘さだけではない大人のロマンを感じさせるインクになっています。

■ 象徴

このインクが象徴しているのは、理想的で完璧な恋ではなく、「少し不器用で、少し頼りなくて、それでも愛おしい恋」です。

My Funny Valentineという曲が描くのは、相手の欠点さえも含めて受け入れる愛。
だからこのピンクも、可愛らしいだけの色ではなく、少し儚く、少し切ないニュアンスを持っています。

青のラメが入ることで、恋の中にある戸惑いや揺らぎ、夜の静かな余韻のようなものも感じられます。甘さと寂しさが同居する、大人のバレンタインを象徴する色です。

【活用シーンとおすすめの使い方】

■ 活用シーン

バレンタインカードや手紙を書くとき。赤よりもやわらかく、よりロマンティックな印象になるため、気持ちを優しく伝える色として適しています。

大切な人へのメッセージを書くとき。恋人だけでなく、友人や家族など、自分にとって大切な人への言葉を書くときにも似合う色です。

夜に書く日記やジャーナルにも向いています。特に、誰かのことを思い出しながら書くような時間に、このインクの柔らかな色合いがよく似合います。

また、詩や短い文章など、感情を大切にした文章を書くときにも、文章の雰囲気を優しく包み込んでくれる色です。

■ おすすめの使い方

ラメの輝きを楽しむためには、ややインクが多く出るペン先を使うと良いでしょう。中字以上の万年筆やガラスペンで書くと、青いラメがさりげなくきらめき、ピンクの色味に奥行きが生まれます。

白い紙に書くとピンクの柔らかさが際立ち、クリーム色の紙ではより温かく落ち着いた雰囲気になります。

また、文章全体を書くのも良いですが、タイトルや署名などに使うと、さりげない華やかさが生まれます。

【ひとことまとめ】

少し不器用で、少し頼りない。
それでも愛おしいと思える気持ちを映した、儚いピンクのインク。
販売価格
2,420円(税220円)